私、ケンジが仕事中に暇だったのでFXを始めたリアルな話。
広告とかないんで、読み物として読んでもらえるとありがたいです。
木曜日の午後3時。
空調の風がときおり足元に当たってひんやりする。
コピー機の音すら聞こえない。
Slackは既読のまま返事なし、電話も鳴らない。
誰もがパソコンを開いてはいるけど、
実際に何かに集中している気配は薄い。
目の前のモニターには、朝から開きっぱなしのエクセルファイル。
今日中に送る必要のない報告書の途中でカーソルが点滅していた。
指はキーボードに乗ったまま動かない。
頭の中はぼんやりとして、思考は空回りしていた。
「この時間、何の意味があるんだろうな──」
ふとそんな言葉が脳裏に浮かんで、自分でも少し驚いた。
いや、本当は前からうすうす感じていたのかもしれない。
何も生まれない時間に、
ただ椅子に座って“勤務しているふり”をしているだけの自分。
仕事というより“存在してるだけ”のような感覚に、
微かなむなしさがにじむ。
スマホゲーム系は一通り試したけど
どれもすぐ飽きる。
営業職として入社して5年。
かつては外回りで1日があっという間に過ぎた。
だがコロナ以降、出社は週2、
テレワークが基本になった。
取引先も効率化を進め、
Zoomとメールで商談が完結する。
その結果、案件が一段落すると「やることのない午後」がぽっかり空白のように訪れる。
特に木曜。
週の中でも中途半端に予定がないこの日、
何もしない数時間が、
毎週のようにルーティンになっていた。
そんな午後のある日。
椅子の背もたれに深くもたれながら、
YouTubeをなんとなく流していた。
広告をスキップしようとした瞬間、
耳に飛び込んできたのが、FXの広告。
「スマホ1台で始められる副業!FXって実はそんなに難しくないんです!」
……いやいや、FXってギャンブルでしょ?
怖いって。
最初はそう思った。
でもなぜか、その日は広告をスキップしなかった。
むしろ、見入ってしまった。
「負けたらお金なくなる」って思ってたけど…
FXって聞くと、「損したら借金になるんじゃ?」とか「下手したら全部溶かすんでしょ?」ってイメージあるよね。
そう思いながらも、なぜか手はスキップボタンを押さなかった。
気づけば動画を最後まで見ていた。
最近、家賃が上がった。
コンビニ弁当がひっそり20円高くなっていた。
電気代も上がったし、iPhoneも値上げした。
それなのに、俺の給料は1円も変わっていない。
なんとなく、このまま“流されるように働いて、
何も変わらない毎日”が続くのが怖かった。
副業を始めたいと思っていたわけじゃない。
でも、何かを変えるきっかけが欲しかった。
“動きたいけど動けていない”自分に、
少しだけ言い訳がほしかったのかもしれない。
FXについて、いろいろ調べてみたら
DMM FX
って「追証なし」。
つまり、入れた金額以上に損しない。
しかも「ロスカット」っていう仕組みがあって、
リスク管理まで自動でやってくれる。
「最初は千円でいい」って書いてあって、
かなりハードルが下がった気がした。
口座開設とか、めんどくさいと思ってたけど…
正直、最初は「面倒くさそう」って思ってた。
でもDMM FXのアプリ、びっくりするくらい簡単だった。
スマホで本人確認書類をアップするだけで、
あっという間に口座開設。
印鑑も郵送も不要。
しかも、当日中に取引スタートできたのは正直驚いた。
FXのやり方なんて知らない。でも、できた。
「買い」と「売り」どっち選ぶ?
ロットって何?って最初は混乱したけど、
DMM FXのアプリ内に「初心者ガイド」があって、
見ながら操作すればすぐ慣れた。
使い方は、スマホゲームより簡単かもしれない。
チャートを見て「上がりそう」「下がりそう」でタップするだけ。
しかも、デモトレードもあるから、最初は練習だけでもできる。
誰にもバレずにこっそりできる
あと地味に大事だったのが、
「誰にもバレたくない」って気持ち。
友達に「FX始めたよ」とか、
家族に「副業でトレードしてる」なんて正直言いづらい。
でもFXって、通知もスマホ完結でさくっとできる。
カード明細も「DMM.com」で来るから、わかりづらいし。
こっそりやるには、かなり優秀だと思う。
やってみて思ったのは、「やる前の不安が一番大きかった」ってこと
実際に
DMM FX
を始めてみたら、
- 怖いと思ってた「損」はコントロールできる
- ギャンブルっぽいと思ってたのは「無知」だっただけ
- やってみたら数分
最初のエントリーは1,000円くらいの取引。
利益は+230円。
それでも「自分の判断で稼げた」って感覚が嬉しくて
やってよかったと思えた。
「いつかやる」は、一生やらないかもしれない
家賃は上がる、物価も上がる、でも給料は変わらない。
そんな毎日に「何か始めないと」ってモヤモヤしてた人間が、
YouTubeの広告をきっかけに、FXを始めた。
最初の一歩が一番重かった。
でも、今はちょっとずつ「自分でも稼げるかもしれない」
という小さな希望を持てている。
FXは、やるもやらないも自由だけど、
やった人しか見えない景色があるのは確かだと思う。
あれから2年経って
手法も見直し、リスクも管理するようになった。
いま思えば、「仕事が暇で始めたFX」は、
俺にとって“退屈な現実を突破する小さな穴”だった。
チャートの波に自分を乗せていると、
ふと、「自分の力で生きている」と感じる瞬間がある。
上司の顔色でも、会社の景気でもなく、
“自分の判断”で“自分のお金”を動かす感覚。
負けるときもある。でも、
「今日も俺は、自分の人生を選んだ」
そう思えるようになった。
仕事が暇なときに、FXを始めた。
あの時の自分の“軽い気持ち”に、
今では少しだけ感謝している。
きっかけは些細でもいい。
今この瞬間、スマホの中に、人生が動く何かがある。
少なくとも俺は、そう信じている。
という仕事中の暇つぶしで始めたFXの話でした。